2008年1月18日 (金)

あけてました。おめでとうございます!

たいへんご無沙汰しております。

あちこちから「ブログは?」と厳しい言葉を浴びせられておりましたが、恐ろしい仕事の山から解放されましたので、ブログを復活させて頂きます。

今年も宜しくお願いいたします。

われらが団鬼六先生は、とっても元気に新年を迎えられました。
まだまだ生きていただいて、おもしろいものを書いて頂きたいので、先生が豪快に笑ってらっしゃるのが何より嬉しく思われます。

この半年から一年の間、わたしは伝えたくて伝えたくて仕方のないネタを握っておりました。当然、表に出すわけにもいかない情報で、酒を飲んだ席で喉元まで出掛かっては飲み込み、必死にN氏より敷かれた緘口令を遵守し続けてきたのでございます。

もう良いらしい。しゃべっても。

もうご存知の方も大勢いることと思いますが、

花と蛇の続編が出ます!!

やっと伝えられたこのスッキリ感。思いっきり大声で、音がはずれるのも気にせずカラオケを歌いきった後のような爽快な気分。

SM小説の金字塔と呼ばれ、50年経った今でも新しいファンを獲得し続けている、あの花と蛇の続編が書かれるのです。

この半年か一年か忘れちゃったけど、その間の経過はまたこのブログで紹介していきます。

ちなみに小説現代に、続編についての対談が掲載されますので、そちらをご覧くださいませ。

先に見せてもらいましたが、おもしろかったです。次の号に掲載される模様。

ご期待ください。

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2007年9月11日 (火)

出所祝いその2

先生のお誕生日会&出所祝いがあった。

出所というともちろん、病院だ。

やっとやっと透析をしてくださることになって、ちょっと入院していたんだけど。
無事に戻ってきてくださった。

先生へのお帰りなさいと、お誕生日オメデトウございますのお祝いを『簡単に』やろう、ということで集まったというのに。

なんやこの人数はっ!

数えてないけど20人超えてるのですよ『簡単なお祝いの席』じゃなかったんですか、先生。

作家の丸茂ジュンさんや、先日発売になった「枯木に花が」のバジリコの方、ナイタイ、三和出版、もう色んな人がいて、正直わたしには誰が誰だかわからない。

そして今回忘れてはいけない人が。
それは私が最近、めちゃくちゃ心ひそかにお慕いしている竹村氏
遠い。私の席からだと三和の専務が一人、間におられるだけなんだが。遠い気がする。

竹村氏は先生の前に。そして先生の周りには女性が。
延々女性が。

武村氏とN氏が先生の前に座っており、あとはみんな…

先生、元気になったんですね! と思わず声をあげてしまいそうなほどに快活に笑ってらして、楽しいお誕生日会だった。

先生の最新作はこちら!

枯木に花が

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2007年9月 8日 (土)

出所祝いその1

今日のブログは書いたら怒られるかもしれないんだけど。
でも今日は嬉しいので書いちゃう。

いろいろあっても書けないこともやっぱり多くて。
でももう良いと思うのです。個人的に。

2ヶ月ほど前に主治医から
「心臓も胃も、肝臓も腸も、全部とっても丈夫でどこも悪くない。
 ダメになってるのは腎臓だけで、それで死ぬのはもったいない」
という、とても素晴らしい説得法により、先生はずいぶん考えてくださった。

ここには当然書けないし、表に出せない様々な攻防がこの一年間あった。

そして主治医の言葉が決定打を放ち、先生はやっと、本当にやっとこさ透析を受ける決意をしてくださった。

主治医、グッジョブ!!

そして家族の方やN氏が先生のことを考えながらタイミングをうかがって、とても慎重に先生に透析をうながしていたのをずっとずっと見てきた。

むやみに勧めるのではなく、先生の体調や精神状態を鑑みながら、まわりはとても時間をかけて先生が透析を受けてくださるようにと話を進めていたのだ。

飲みに行った勢いで「先生、透析しましょうよ!」なんてその場の甘言やノリで勧めるのではなく、本当に神経をすり減らしながら、みんなが先生のためを思って透析を受けてもらえる環境を作っていたのを、この一年間見てきた。

そして先生がある日、N氏にポツリと言ったのだ。
「ワシ、透析しよかなぁ」

その話を聞いて、普段は15年来の友人から「鬼」「悪魔」と呼ばれ、野生児だとか血統書付きの野良猫だとか言われている私が、喫茶店で泣いた。

素直に嬉しかった。
先生の作品の一ファンとしても嬉しかったし、でも何よりもまわりの人たちの先生への想いを目の当たりにして、私はずっと心臓がズキズキと痛かったのだ。

みんなが先生に生きてほしいと願っていて、でも先生の今までの生き様を考えたら簡単に「透析してください」なんて言えないという気持ちがこの一年交錯して渦巻いて、時には空回りしたり体当たりしたり。

先生のことが好きなら透析を勧めるのは当然のことなのかもしれない。でも、それをさせない雰囲気があるところが団鬼六の凄味であり、これまで積み重ねてきた貫禄なのだと思えた。

N氏が先生に会ったあとに、話してくれた。

「先生がな、透析しよかなって言うてくれたわ」

その話を聞いて、また私の心臓はズキンと痛んだ。
でもその痛みは、それまでの痛みとはまったく違った。
あったかいズキンだった。

みんなの想いをどう受け止めてらしたのかはわからない。
でも先生は確かに、透析を受けるための検査入院なんかを終えて、出所してきた。

今日はそのお祝い&お誕生日会だった。

10キロほど痩せて、それでもまだ酒もタバコもやめることなく、透析を受けて元気になっちゃって「これで女もイケる」とニタリと笑う先生を、今日はみんなでお祝いしてきた。

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2007年8月30日 (木)

観劇

先日、先生とN氏と3人でお芝居を観に行った。

「花と蛇」を舞台化したあの月蝕歌劇団の公演だ。
当然のことのように家までお迎えにあがる。

「こんにちはー!!」

おう、よう来たなぁー

にこやかに迎えてくださるのが嬉しい。

タクシーの助手席に私が座り、後ろにN氏と先生が座る。いつものことだ。

乗ってしばらくすると先生がポツリと言った。

「最近、疲れてて今前に座ってるのがK(とある編集さん)なんか雪谷なんかが分からんわ」

さっき家で私を迎え入れてくれたときの「よう来たなぁー」という笑顔は何だったんですかっ。あれは誰に向けられたものだったんですかっ。

大ウケしてしまい
「先生のご希望でKさんにも雪谷にも、随時変身いたしますのでお申し付けください」
そう申し出たら、あっはっはと笑ってらした。

直後に
「おまえ、誕生日やったやろ。お祝いせなあかんなぁ」

も~っ!! やっぱり私って分かってたんじゃない!!
先生はイケズだ。

++++++++++++++++++

先生が帯を書かれた作品「艶々日記」の作者の方がサイン会をなさるそうです。
現役の芸者さんだそうで、超売れっ妓さん。
お時間のある方は是非是非行ってみてくださいませ。

本の紹介ページ↓↓
http://www.mg5.co.jp/0708/tyty/index.html

サイン会のお知らせページ↓↓
http://www.mg5.co.jp/0708/tyty/sign02.jpg

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2007年7月28日 (土)

リクエスト

先日、先生を囲んでお酒を飲んでいた席でのこと。

先生が突然、ナイタイの白岩氏に声をかけた。

「あれ、歌ってくれへんか。あの孫悟空のやつ」

近くで聞いていた私の頭に浮かんだのは
ドラゴンボール、ピンクレディー、軽くお酒が入っていたので脳内では悟空が両手を広げ元気玉を作っていた。

そんな空想の世界へ一瞬でぶっ飛んでしまった私をよそに、白岩氏がにっこり笑って、先生のリクエストに応えた。

「わかりました」

ふと現実に返る私。
何が分かったんやっ?

始まった歌はゴダイゴの『ガンダーラ』。

ぁぁ、孫悟空、、、ね。うん。

すごいなぁ、白岩氏。
営業の鑑だ。

先生はとってもご満悦で、歌を聞いておられました。

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2007年7月12日 (木)

交友関係

070707_183749001 先日、団先生が食事会をするとのことで、参加してきた。

なんと、その席には、先生のお友達である、立川談志師匠がいらしていた。

食事がひと段落したときに、先生のために、ちょっと小話を、と始めてくださったのだけれど。

これが、当たり前なんだけど、えらいこっちゃ面白い。

高座のチケットなんて手に入らないらしいんだけど。
ファンになっちゃったよ。

先生も、とても嬉しそうにしていらした。
立川談志師匠は、乾杯の音頭のときに

「先生が死んじまうって聞いたから、今日は来たんだけどね」

先生、大笑い。
発言だけ聞いてると、とんでもないけれど。
そんな言葉で先生が間髪入れずに笑ってしまうというのは、素敵な関係の証拠だ。

その場にいた誰もが、あの言葉を「先生、長生きしてくれよ」って、聞こえてたんだろうな。
わたしには、そう聞こえた。

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2007年6月14日 (木)

軍人将棋

先生の作品を、いろいろと担当してらした編集者の方のお誕生日会があった。

そこにもぐりこんで来たんだけれど。

団先生が主催した簡単なお誕生日会、と聞いていたのに。

三和出版の専務に、元マニアクラブ編集長の遠藤氏。マガジンファイブの社長、菅野氏と、ちくま書房のFさん、N氏と主役の編集者さん。そして、例によって、どうしてそこにいるのか、分からないわたし。

4人ずつ座れるテーブルが、おっさんチームと、女性チームに分かれてしまった。

当然、先生は華やかな女性席に。

ニコニコと楽しそうな先生。
クレアチン値がえらいことになってる人だとは思えない元気さ。

途中で、近代将棋の白岩氏がお仕事を終えていらっしゃった。

話が、将棋にうつり、「軍人将棋」ってものがある、と。
駒が、歩兵だとか、工作兵だとか、そういう軍隊チックなものになっているそうだ。

N氏が先生に
「軍人将棋は、先生は、やってらしたんですか?」
聞くと、先生は、
「俺は小さい頃は、蹴鞠とかして遊んでたから」

ありえへん。

みんなが大笑いすると、
「和歌も詠んだりした」と、真顔でおっしゃる。

でも、わたしは見ていたんだ。

軍人将棋には、「地雷」という駒があることを知って盛り上がる私が、白岩さんを質問責めにしていたとき、白岩さんの答えを聞きながら、うんうんと頷いていた先生。

やっぱり、知ってるねんやん、軍人将棋!

先生は、将棋の話になると、本当にほっこりした笑顔になる。
あのほがらかな笑顔を見てると、とても気持ち良い。

軍人将棋のルールをマスターして、いつか先生に挑みたいなぁと思った。
まずは、白岩氏にコーチしてもらわなきゃな。

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2007年6月13日 (水)

原稿取るのは大変だ

こないだ、先生が5年越しで書いている作品がある、とここに書いた。

その担当さんに許可をもらってきました。

ちくま書房から、年内には発売されるそう。

どうして年内、なんてあいまいな表現なのかというと。

決して企業秘密だとか、そういうのではなくて。

まだ、原稿が残ってるから。

先日、たまたま、ちくまの編集さんと同席したときに教えてもらったのだけれど。

あと、3枚。

たったの3枚と思うか。
3枚も残ってる、と感じるかは個人差だけれども。

ここは、ラストの大切な3枚。

もどかしいけれど、良い子で待ってます。

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2007年6月 3日 (日)

新作の原稿

もう何年も、先生が書き続けている作品がある。

担当の編集さんが、ときにはおだて、ときには急かし、先生に、書いて書いて書いてくれー!と云い続けて、かれこれ5年ほどもかかっている大作だそうだ。

実在の人物をモデルにしており、先生いわく

「小池重明より、おもろいぞ」

そんなん聞いたら、読みたいやん。
もう聞いてしもたから、気になって仕方ないやん。

半年ほど前に、そんな作品があると聞き、担当さんが
「あと30枚で一冊にできるんです。おもしろい作品だし、早く本にしたくて」
と、熱く語ってくれたんだが。

「先生、あの作品は、いつ出るんですか?」
気になっていたので、つい先日、さりげなさを装って聞いてみた。

「ああ、あれな。あと15枚や」

まだ残ってたんかいっ?!

たった15枚で傑作と豪語できるような作品が仕上がるというのにぃぃっ。

もう、いちファンとして、もどかしい。

もどかしいけれど、どうにもならない。

でも、それより先に、別の小説が本になるそうですよ。
また、正式に分かったらお知らせします。

今読んでいるハンニバルライジングが、もうすぐ終わってしまうので。
個人的には、ちょっと急いで出してほしい。

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2007年5月25日 (金)

小説NON

先日、先生の連載「落日の絵巻」が新しく掲載される『小説NON』(詳伝社)で、先生の作品の挿絵になるイラストが完成してきたとき。

N氏が、カバンをあさり、先生にひらりと渡した。

「これ、小説NONでの、挿絵になります」

先生、しばらく無言で見つめ、
「ええやないか」

なんだったんだ、あの無言の間は。
気に入ったんなら、もっとすぐに反応してください、先生。

うんうんとうなずいて、3枚ほどあるイラストを何度も何度も見ながら、もう一度
「ええな、ええやないか、これ」

ぴったり、しっくりくる挿絵はないものか、と担当の牧野氏がずいぶんと考えて選んだそうで。

「この人、ワシ、前にも組んだことがあってなぁ。『首切り浅衛門』のときに」

先生はずいぶん喜んでいらした。

最初に見せてもらったときに
「うわぁ、すごいね。「もちもちの木」みたいや。切り絵みたいですねぇ」
そう云ったわたしに
「切り絵や」
と呟いた、N氏の困った顔が忘れられない。

小説NON、500円で今日、発売ですよ!

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